恥骨痛

骨盤学

昨日、理学療法士(PT)の山崎かなみさんの「女性のカラダを守る骨盤学」でお勉強してきました。

久しぶりのにわか学生です、実技もあり面白かったです。やっぱり実技よね。私も講座を頼まれたら絶対に実技付きにしてますもん。

でその実技が(へー、女性のお股も触診しちゃうんだ~、PTの世界では普通の事なのかな・・・)とちょっと驚き。いや、もちろん服の上からなんですよ鍼灸の勉強会もけっこう脱ぐので、他の業界から見れば驚きかも、と思ったり。

さて、山崎さんが最後に動画を見せて下さいました。骨盤底筋群が収縮すると上にある膀胱が押されて変形するエコーの動画。

そこで思い出したのは少し前に読んだ泌尿器科のドクターの本。

加齢で膀胱の筋肉は固くなる

  ↓

尿が貯められない

  ↓

頻尿、夜間尿

と説明があり、どうすればいいかというと

答:膀胱の筋肉をストレレッチすれば膀胱の筋肉がしなやかに伸びる。でその方法が骨盤底筋を収縮させる。

という内容でした。

なるほど、骨盤底筋を動かすと上にある臓器は上方に押される(ストレッチされる)のがよ~く解りました。動画は理解が速い。

で今日さっそく難病指定の潰瘍性大腸炎で困っている患者さんに「骨盤底筋を動かして腸の状態を変えましょう!」と昨日の実技を伝授。

下腹の深層筋の動きで骨盤底筋の動きをチェックするのですが、患者さん、骨盤底筋を動かしたことがないらしく表層の腹筋に力が入ってしまいます。

そこで私がデモンストレーションして患者さんにその動きを触って頂きました。そうしましら患者さん、すぐに正しく筋を動かすことに成功されました。私自身が見本をお見せするのが治療に役立つのを実感しました。

実はその昔、スポーツトレーナーの講座で、この深層筋を動かすっ!の実技があり、なかなか出来なくて泣きながら練習したことがここに結実しました。

でも骨盤底筋を動かせば腹横筋も動くんですね、スポーツトレーナー講座の時に知っていれば、あんなに練習で苦労しなかったのにい~~

勉強会に行くと「あ、これも。あ、それも臨床にいかせる~」と考えながら参加するのが楽しいです。

 

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恥骨の痛み、妊娠39週でも改善します

妊婦さんのお腹が大きくなると恥骨が痛みますね。リラキシンというホルモンが骨盤の結合をゆるめるから、とい言われています。

 

 

この恥骨の痛みが鍼灸で解消できるのですが、妊娠の何週くらいまで解消できると思われますか?

 

 

先週妊娠39週の方の恥骨の痛みも解消できました。治療後に靴下を履く時に

 

 

「あれ~、全然恥骨が痛くない、嬉しい」とおっしゃって頂きました。

 

 

妊娠は約40週まで続きます。39週といえばもうお腹はパンパンに大きくなり、動くのも一苦労。恥骨にも負担がかかります。

 

 

でも鍼灸で痛みをとれば、身体が楽に動かせますので、マタニティヨガ、マタニティスイミング、ウォーキングも身体の動きが大きくなります。私は、この身体を大きく動かせることが大切で安産につながると考えています。だからマタニティ~~が全盛なのではないでしょうか。

 

 

彼女は寝返りも楽になったとおっしゃっていました。

 

 

彼女の前回のお産は37週に陣痛促進剤を使い3日かけての出産でした。赤ちゃんは小さく保育器で過ごしていました。

 

最近では赤ちゃんは大きめが良いとされています。ですから出産は予定日の40週に近づくことが大切です。きっと今回は前回よりずっと良いお産が迎えられることでしょう。私もドキドキしています。

 

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妊婦さんの治療、恥骨の痛み

先日、助産師を対象にした「産後の肩こりと母乳トラブルのツボ」講座の講師に招いて頂いた記事を載せました。その記事を書きながら10年以上に渡る妊婦さんの臨床について、あれこれ振り返ったので書き留めてみます。

 

メイ治療室は女性専門ですので、逆子が治らない妊婦さんや、産後は母乳のトラブル、腰痛、肩こりはもちろん、足の裏(足底)の痛み、膝の痛み、朝起きられない、腕がしびれる、指が痛い、疲れやすいなど、様々な症状をお持ちのママ達が、板橋区の地域の助産師さんから、また産婦人科に勤務されている助産師さんから勧められてお見えになります。

 

逆子を治すには昔からお灸が良く効くことが知らせているからでしょう。また助産師さんの中にはご自身が鍼灸治療を受けられて、鍼灸治療が安全であること、妊婦さんが(もちろん産後の女性も)鍼灸を受けても大丈夫なことをよくご存知でいらっしゃるので勧めて下さるようです。

このようなご縁も含め、私は妊娠中の女性の身体が変化する様子を拝見する機会に恵まれました。実際に妊婦さん、そして産後の女性の治療を進めて行きますと、皆さんそれぞれに他のつらい症状があったり、新たに出てきたりします。

 

とくに妊婦さんは、赤ちゃんが育つと同時にお腹がせり出て姿勢が毎日少しずつ変化して行きます。その過程で、個々の弱い部分に負担がかかり様々な症状が出てきます。例えば腰痛はもちろんですが、会陰が痛い、恥骨が痛い、下腹が引きつれて痛い、ふくらはぎがつる、太ももがつらいなどなど。

これらは鍼灸治療で改善しています。例えば多くの妊婦さんが感じる恥骨の痛みを考えてみましょう。その原因としてリラキシンという身体をゆるめるホルモンが恥骨を作る2つの骨の結合をゆるめるので、痛みが出るという説があります。恥骨の結合部がゆるんだら、そもそも歩けないでしょう?と私は思っていました。だってそれは骨折してるのと同じなんですから。

原因は他にあると考え、恥骨に痛みを起こすと考えられる部分に鍼灸でアプローチしてみました。すると良い具合に痛みが取れることがわかりました。

鍼灸治療で出産に必要なリラキシンの分泌を即座にストップできるとは思えません。痛みが改善するということは、やはり原因はリラキシンではない、恥骨結合部のゆるみではないと確信しました。

 

そして治療後に(なぜ、この方法で恥骨の痛みが取れるのだろう?)と振り返って自分の治療を検証しますと、妊婦さん特有の身体の変化が原因とわかってきました。

 

すると、今度は妊婦さんの他の症状についても、その原因が見えてくるようになりました。

患者さんとの対話、つらさを持つ身体との対話、症状と対話することで、沢山教えて頂きながら、私の治療スタイルも変化しています。

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