妊娠

母乳不足の原因

母乳につて前回(こちら)の続きです。

逆子治療にお見えになり逆子が治った妊婦さんの話です。彼女が鍼灸を受けたところ、体が変わって楽になるので、ぜひ安産鍼灸を受けたいとおっしゃって、鍼灸を続けていたところ気がついた事がありました。

彼女は右肩こりがあるので、そちらも治療する事になりました。

よく伺うと、肩コリのある右肩に続く右腕が夕方にダルクなる日があるとのこと。そうなってしまうと、夜寝る時に、腕をどこに置けば楽になるのか、探しながら床に就くとのことでした。

体の動きをチェックすると右腕が上手く動かせません。右の背中に原因がある様子でした。そこで背中を治療したところ、右の肩コリもすっと取れました。

その後、しばらくは右肩コリも右腕のダルサもおさまって良かったのですが、また再発します。そこで、日常の生活習慣を伺い、原因を探しながら治療をしました。

私にしてみると安産治療をしているのだけど、肩こり治療もしている状態。妊婦さんには、妊娠週数に合わせたアドバイスをしているので、肩こり治療をしならが、同時に母乳の良い点に言及していた時、ふと気づいたのです。

右腕の動きが悪い → 右胸周りの血流が悪い → 母乳が出にくい!!

この妊婦さん今回は2回目の妊娠。じゃあ、最初のお子さんの時、母乳の状態はどうだったのかしら???

私は「右のおっぱいにトラブルがあったのではありませんか?」と思い伺いました。

「う~ん。。。ああ、そうでした!思い出しました。母乳マッサージにも行って頑張ったのですが、右の母乳の出が悪く、赤ちゃんも左ばかり飲むし、途中で粉ミルクに切り替たんです。そうでした、いま思い出しました」とおっしゃるではありませんか。

彼女はもうすく出産します。そこで、右肩の動きを良くして→右胸の血流を改善し→おっぱいの出を良くする、という流れを作る事も、安産治療というものです。

彼女に、母乳は血液を原料にして出来ていること。血流が良ければ、出がよくなる事。なぜ前回の授乳が右にトラブルがあったのかを説明し、納得して頂き、治療を進めていきました。

おっぱいの出や、授乳でお困りの方はぜひおちかくの鍼灸院にご相談くださいね。

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母乳のメリット、良い点

赤ちゃんに母乳をあげることには、多くの良い点があります。例えば

赤ちゃんの胃腸はまだ未熟なので、消化酵素がたくさん出せません。胃腸は日々成長てし、6ヶ月かけて消化酵素の分泌を整えていきます。お母さんの体は赤ちゃんの生まれった日を知っているので、母乳は赤ちゃんの消化酵素に合った栄養を、6ヶ月の間、毎日毎日変化していくのです。

大は小を兼ねるといいますが、多過ぎる栄養を与えられたら、赤ちゃんの体には負担がかかりますよね?母乳の含む栄養は日々変化して、赤ちゃんの体に負担を掛けることなく、そして必要な栄養は十分に満たしているのです。

母乳を分泌したことのない体は、最初は上手く行きません。でも、この事を知っておいて欲しいのです。母乳の量は、母体が決めるのではなく、赤ちゃんが母乳を飲む量(赤ちゃんが乳首を刺激する量)で決まるという事を。ですから腰を据えて母乳を与えることが肝心です。

実は最近、妊婦さんで逆子治療にいらして逆子が治った方との会話で興味深いことがありました。母乳不足の話です。次は母乳不足の原因について書きたいと思います。

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高齢出産

40代半ばでの出産は、様々なリスクがあり心配で鍼灸治療を受けていらした方から、スピード安産でしたとご連絡を頂きました。おめでとうございます!!とってもうれしいです。ありがとうございました。とお返事しました。

この方は、お腹が張りやかったのですが、鍼をしてお腹を柔らかにしますと歩き易いとおっしゃっていました。また胎動がとても多かったそうです。胎動が多いということは赤ちゃんの運動能力を高める良い機会と私は考えています。

母子手帳の後ろに、赤ちゃんの成長を測る質問がありますが、その多くは運動に関連した質問しています。例えば

寝返りする
はいはいする
立つ
歩く
走る
お喋りする
スキップする

おっぱいを吸ったり、お乳をごっくんするのも運動です。呼吸は脳が調節している運動能力の一つです。寝ている間も呼吸をしていますよね?それは脳が調節してくれているからです。

妊婦さんに鍼灸をして10年以上が経ちました。鍼灸をすると胎動が増えるとおっしゃってくださるので、その意味を考えてきました。胎動は赤ちゃんに沢山の刺激を与え、脳を刺激しているんだなと思っています。

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妊娠中お腹がはる、息苦しい

今年は暖冬と言われていますが、12月に入ればそれなりに寒くなってきました。特に妊婦さんは冷やさないよう気をつけましょう。

さて、寒いと妊婦さんはお腹が張り易くなります。お腹がしょっちゅう張りますと、お腹から続いている太ももの皮膚も引っ張られて、歩きにくくなります。また、胸周りの皮膚や背中の皮膚も引っ張られて、胸郭が広がらないとでも言いましょうか、呼吸が苦しくなります。私自身もそうでしたので、よ~く分かります。

さて、そのような場合、鍼灸でお腹をゆるめてあげますと、まず呼吸が楽になります。そして足の運びも楽になります。

先月お見えになった妊婦さんに、この治療をしましたら、治療の後に受付で座っていらっしゃる時に

「動かなくても、ただ座っているだけで楽になったのが分かります、はあ~♪」

とお顔も緩んでいらしゃっていました。

妊婦さんは、今までにない負荷が体にかかっています。身体が新しい経験をしるのです。それは、身体を開発していることに他ならないと私は考えていますが、なにしろ苦しいのは本当の事実。

妊娠中に歩きにくい、息苦しい、お腹だけでなく背中の皮膚が突っ張る、という症状は鍼灸で対応できます。どうぞ、ご相談ください。

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副鼻腔炎に気をつけて

今年は、酷暑と思っていましたら、8月のお盆から梅雨入り?を思わせる天気になり、9月のお彼岸前にはすっかり涼しくなしました。先週は10月末の寒さで、あわてて掛け布団を出された方もいらしたようです。

さて、ちょうど今頃、お彼岸が過ぎますと、太陽が遠ざかる時間はどんどん涼しくなります。涼しくなると鼻水がでる方がいらっしゃいます。

特に妊婦さんは、鼻水が出て、それが副鼻腔炎に発展しやすいのです。

鼻水が出たら(出ていなくても)、涼しいな~寒いな~と思ったら首元にスカーフを巻きましょう!もし巻いて暑ければ外してくださいね。

ご自分の身体の訴えを聞いて、身体に親切にしてあげましょう!

妊婦さんは免疫が下がっているからというのが理由だそうですが、私の体験としては、妊娠以降、出産、育児の間は病気知らずだったので、母になると体が頑丈になるんだな~、と思っておりました。

でも、それは後にラジオでジャーナリストの津田大介氏の話を聞いて、なぜ私が病気せず元気に過ごしていたのか納得したので、ご紹介しましょう。

彼は仕事で独立し、フリーランスになったら全く風邪をひかなくなったというのです。それを最初は、会社に属せずに、自分で仕事を獲得するために気が張っているせいだと思っていたのだけれど、実はまったく違っていたのです。

フリーランスになってからは混んだ通勤電車に乗らなくなり、風邪ウイルスとの接触が減ったから!というのが真相なんです。

それを聞いて、私も妊娠してからはもちろん、出産後の子供が小さい間は行動範囲が家とスーパーを自転車で往復するだけだった事に気がつきました。風邪ウイルスに曝される危険がぐっと減っていたんですね。

そうか~、母になると子供を守ろうとして頑丈になるわけでは無かったのね。ちょっと残念(笑)

私が出産した25年前とは違って、今は女性が社会進出し、妊娠8~9ヶ月までラッシュの電車で通勤する時代。そろそろ車内(社内も)鼻風邪をひいた人が現れれば、電車でウイルスをもらってしまいます。

妊婦さんは免疫が低下していますので、会社についたらうがいをして、涼しいなと思ったら首元にスカーフ、薄手のカーデガンを着て鼻風邪や副鼻腔炎を予防しましょう。

そして産休に入ったら、人ごみや、混んだ電車は避けましょうね。

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出産予定日の超過

出産予定日を越えてしまうと帝王切開の日程が決められます。

手術をすれば、術後の管理、痛み、退院してからは傷のひきつれ感に悩まされます。ケロイド体質があれば、傷痕が目立ってしまうことも。
また上のお子さんがいれば、入院が長引くのも避けたいところです。
ということで、帝王切開の手術前に陣痛がくるように鍼灸治療をしてほしいと患者さんがお見えになりました。
陣痛付けの治療は、手術の日程まで治療を続けておこないます。この方は2回治療して手術当日に陣痛が来てくれました。促進剤等の薬をいっさい使用せず出産できたとのご報告を頂きました。良かったですね!

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副鼻腔炎

妊娠すると免疫がおちるので、いったん症状がでると治りにくい事があります。とくに副鼻腔炎、これは妊婦でない人でも治りにくい事があります。妊婦さんは薬が使えないことがありますし、患者さんご本人も薬を使うことに抵抗があります。

先日、副鼻腔炎がなかなか治らず、仕方ないので、薬を使ってみたものの、少しも改善せずお困りの妊婦さんがメイ治療室にお見えになりました。

彼女は、副鼻腔炎による、頭痛、顔面痛、歯痛があり、治療をしようと、私の指がお顔にわずかに触れただけで、痛みで顔をしかめて、顔を横にそらします。

これは相当痛いのだと察しました。でも治療をしなければ、この辛い痛みも取れませんし、改善もしません。ツボを取るための触診の間、30秒位だけ我慢してもらいました。ツボが決まれば、あとはそれほど痛いこともありません。

治療が進み、10分位たったでしょうか。試しに患者さんが顔をしかめたツボを押して確認してみると、顔をそらしませんでした。痛みはどうですか?と伺うと

「最初より、痛みが減っています」とのこと。

うつ伏せになって頂き、背中のツボを治療して、「鼻水がでるなら、どんどん鼻をかんで出してくださいね」と伝えて終了しました。

2回目にお見えになった時

「治療を受けてから、どんどん鼻がでて、すっきりしました。治療前はなかなか鼻が出なかったのです」とのこと。

もう私がお顔のツボに触れても痛がりませんでした。病院でも医師から「改善しているので、薬はおしまい」と言われて喜ばれていました。

妊娠中は鍼灸でお役に立てることが多いと感じています。

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妊娠するとお尻が悪化する

痔のお話です。

妊娠すると、赤ちゃんを育てるために母体の血液の量は増えます。血液というのは、水分からできているので、妊娠中は血液量を増やすために、母体が水を溜めこみます。妊娠後期は赤ちゃんがグンと育つので、それに合わせて母体もどんどん水を溜めていきます。そのため出産が近くなると身体が、特に足が浮腫んでくるのです。

妊娠が進みお腹がどんどん大きくなると、下肢の水分が戻りにくくなります。妊婦さんの中には下肢の血管が膨れて静脈瘤になる人もいます。

そして痔というものは、肛門の周りの血流が悪くなり、血液が戻りづらくなった状態です。妊娠すると血液量が増え、その上に下肢の血流が戻りにくい、とくれば当然痔は悪化します。

もともと痔を患っている方は、妊娠中は要注意です。

鍼灸治療は、血流を良くするのが得意です。妊娠中も快適に過ごすことがお腹の赤ちゃんにも良いはずですね。

メイ治療室には妊婦さんが多く通われていますが、痔の無い方でも、妊娠が進むとお尻の肛門周りが重苦しいと訴える方がいらっしゃいます。痔の鍼灸治療をすると「すっきりしました~♪」と喜ばれています。

お尻も、赤ちゃんのいる子宮も、同じ骨盤内にあります。鍼灸で血流を良くすのは、赤ちゃんにとっても良いことだと考えています。

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早産児は鳴き声が高い

今まで、鍼灸業界で聞いた事はないのですが、私がメイ治療室で妊婦さん達をお付き合いしている中で、感じた事の一部を、京都大大学院教育学研究科、明和政子教授が8月12日に英科学誌電子版に発表されたということです。

「早い時期に生まれる赤ちゃんほど高い声で泣くことが分かった」というものです。

チームは健康な早産児44人と、満期を迎えて生まれた新生児20人について、空腹時の泣き声を録音し解析したところ以下の結果だった。

32週未満:460~642ヘルツ
32~36週:435~609ヘルツ
満期産(37~42週):361~524ヘルツ

これまでの研究で、生後間もない早産児は自律神経の1つである迷走神経の活動が低いことが報告されている。迷走神経は喉の緊張と関係があり、研究グループは声帯の過度な緊張と関連しているとみていう。

明和教授は「早産児は迷走神経の活動が未熟であることが、声の高さによって改めて示された」と話しています。

ただし、迷走神経の活動が不十分なこどで、発達に影響が出ることは確認されていないが、子供の神経の発達過程を探上で重要な発見。としています。

妊娠中に鍼灸を受けていると、出産予定日を過ぎることが多いです。多くの方が4日位過ぎるでしょうか。

ある妊婦さんは、3回目の妊娠で、メイ治療室に来院されました。前2回の出産が早産になってしまったので、今回の3回目は、少しでも妊娠を安定させたいとのご希望でした。

この方でさえ、10カ月に入って出血し始めましたが、予定日を4日越えました。

私の考えは、胎児が出産予定日まで子宮にいるほど、身体が成熟するというものです。今回は神経に関する論文ですが、迷走神経をコントロールしているのは脳ですから、出産予定日までしっかり子宮にいることが脳を発達させる良い方法とも考えられます。(私の推測ですが)

実は、この迷走神経は内臓のほとんどとつながっているのです。とても大切な神経なんですね。

赤ちゃんの身体を良い状態にするためには、出産予定日に近づけることが良いのです。、鍼灸は妊娠を安定させて、胎児を育てるお手伝いができると感じています。それが脳や内臓を育てることにつながることでしょう。その記事はこちら

そのうち、胎盤を育てる話をいつか書きたいなと思っています。

参考記事

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妊婦さんの治療

私達、鍼灸師が使う鍼のメーカー、セイリン株式会社 さんで「妊婦さんの治療」の講座を7月13日に担当させていただきました。

私は、鍼灸学校で実技を担当しておりますので、人前で鍼を打つデモンストレーションは、慣れているのですが、初めて会う方の前でお話しすると思うと、やけに緊張しました。でも講座が始まってしまえば、私の意識は講義に集中し、人の目を気にすることなくリラックスして話ができました。

さて、お知らせです。この講座は申込みを開始してすぐに満員になってしまいました。そのために今回申し込まれて参加できなかった方々がお待ち下さっています。ので来年も開催する予定です。メイ治療式・妊婦鍼灸治療にご興味のある方はセイリンさんのHPでチェックしてみてください。お目にかかれるのを楽しみにしたいますhappy01
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