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2020年4月

コロナウイルス vs 免疫

明日、安倍首相が緊急事態宣言を発令します。小池都知事がいま会見を開いています。

さて、コロナウイルスが侵入しても無症状の人と重症化する人がいるのは知られています。その人の免疫系がどう働いているかがカギになります。

免疫は白血球が担っており、その中でもT細胞が要です。T細胞にはいくつかの種類があります。

・ヘルパーT細胞(免疫の司令官、以下ヘルパー)

・キラーT細胞(ウイルス汚染された細胞を壊す、以下キラー)

・サプレッサーT細胞(免疫を終了させる)

 

これを見るとキラー(コロナウイルスに汚染された細胞を壊す)が大切に思えますが、キラーはヘルパーの指令で働くので、ヘルパーがしっかりしていないとキラーは発動できません。というわけで、免疫力でいちばん重要なのはヘルパーT細胞なんです!

お灸をするとヘルパーT細胞が増えことが分かっています。最近メイ治療室ではそのデータを患者さんに渡しています。それはコロナウイルスが跋扈しているからです。

実はこのヘルパーT細胞を働けなくするウイルスがいます。怖いですねー。それがエイズウイルスなのです。それでエイズになると免疫不全症候群になるのです。ところが、エイズ患者の方でもお灸をするとヘルパーT細胞が増える、というデータがあります。

 

そのデータはイギリスのチャリティー団体Moxafricaのものです。このページに以下の説明があります。

「2016年には長年のRCT/臨床研究の結果、結核とHIV患者のお灸の効能として免疫力(CD4)の向上を証明することに成功しました」

このCD4こそがヘルパーT細胞なのです。どうです?お灸ってすごいでしょう!

 

もうひとつ、NHKのサイトにT細胞の免疫の話がでています。

いま、免疫力を高めよう~新型コロナ、感染へのそなえ~ ここから抜粋 ↓

「高齢者の場合、1週間を過ぎても免疫の活動量があまり増えず、免疫力が若い人と比べると、低くなっています。これは50歳を過ぎるころから、『T細胞』と呼ばれるウイルスを攻撃する免疫細胞などが新しく作られにくくなることが原因の1つとみられています」

高齢者の方こそお灸をして頂きたいです。お灸は自宅でもできます、私も自分でお灸しています。

免疫を高めるならお灸!です。

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