精子も老化
昨日、NHKニュースwebで読みました。国立成育医療研究センターの斎藤英和医師が講演された内容です。
この記事によりますと精子の老化とは
★男性も年を重ねるとともに、精子の遺伝子に異常が見られる割合が増える
★相手が妊娠する期間が、30代~40代前半の場合、平均で10ヶ月を超え、20代と比べて1.5倍の時間がかかる
★流産のリスクが高くなる
そうですか、精子も老化するんですね。
だいぶ前に、男性にも更年期があると発表されました。男性ホルモンが少なくなってくるのがその原因です。女性の更年期と同じ仕組みです。そもそも女性の身体と男性の身体は、同じところから派生しているのですから納得です。
今年、お灸とセルフ鍼の本を監修しましたが、編集者と話していて
「男性不妊のツボも載せたいですね、ぜひ!」
「OK!基本のツボは同じですよ。卵巣2つと子宮1つが、男性の場合は身体の外に出てるだけですもの。精子を作る精巣2つ(卵巣)と精子の通り道の陰茎(子宮は卵の通り道)が男性生殖器ですから」
と図を描いて差し上げたところ
「あら、ホントだわ!」
と驚いていらっしゃいました。
女性ホルモンは男性ホルモンから派生していますし、両者はそれほど遠くはないのです。鍼灸は女性の生理周期を整えたり、卵子の質を向上させたり、受精卵を子宮に着床しやすくするのが得意です。という事は精子の生成にも鍼灸で働きかけられる、と考えられます。
このNHKの記事では、講演を聴いた男子学生が
「20代で結婚しようと思いました」
の言葉で結ばれていました。
人生設計、大切ですね。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント