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顔が熱くなる 、更年期ののぼせ

最近、顔が突然熱くなって、赤くなって、仕事中に困るんです。という50歳に突入した方の治療です。月経の間隔が開き、体内の女性ホルモンが、ぐって変化してきました。

これは更年期と呼ばれ、50歳前後の女性に起こる生理的変化です。

生理的変化とは、戻らない変化のこと。病的変化なら、病気が治れば、変化したものは元に戻ります。そのため、更年期の症状は病気ではないと捉えられてきた歴史があります。でも辛いならば、鍼灸治療で症状を抑えて気持ちよく過ごすことができます。

さて、更年期はお腹の子宮からでる女性ホルモンが減ります。すると、脳からFSHというホルモンが多くなり、子宮にもっと女性ホルモンを出すように働きかけます。このホルモンを出す脳には、自律神経を調節する部分もあります。脳がFSHを出そうとバタバタしていると、その近辺も落ち着かないのですね。自律神経もアタフタして、うまく調節できないのです。

そうすると、自律神経が調節している血管が突然広がったり、細くなったりするわけです。血液は熱を運んでいるので、血管が広がると、そこは熱く感じるし、血液は赤いので、赤みが増します。

血管は自分の意識で調節できないだけに、お客さんとの商談中に突然顔が真っ赤になってしまうのです。

この方は元々、2週に1回の治療を継続されていましたが、いよいよ更年期の症状が強くなって、顔ののぼせ、熱感が出てきました。体内の変化する勢いが強く、隔週の治療では症状が押さえられないのです。そこで治療を週1回に増やしたところ、のぼせは消えて、調子良く仕事ができています。もちろん、ご自宅でも気分よく過ごせているそうです。

しばらくすると、なくなった生理が毎月、戻ってきました。鍼灸治療を詰めて行ったところ、女性ホルモンが戻ってきたのです。もちろん、更年期は生理的変化ですから、ずっと生理が続くはずはないのですが、この調子で、ソフトランディングに持っていければ、更年期の不快症状から解放され、楽に過ごせるだろうと考えています。

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