ある日突然、片耳が聞こえにくくなり突発性難聴と診断された2つのケースです。①は発症してから1カ月後、②は3カ月後から鍼灸治療を始めて、すっかり改善しました。
① ある日突然、聞こえにくくなった。耳に膜がかかったよう。すぐに耳鼻科に行き突発性難聴と診断。ステロイド等を処方してもらうも改善せず。医師から改善は見込めないと言われた。発症の1カ月後から鍼灸治療を開始。3回目の治療をした夜、尿が何度もたくさん出て、翌日に治癒。
② 夏に鼻づまり(お子さんが風邪をひき、それが移ったと思った)があり、それと共に耳の聞こえが低下。耳に膜がかかったよう。鼻ずまりは治るが、耳の聞こえは変わらず。そのうち治ると思い3カ月が過ぎる。テレビの音が大きいと家族に言われ、耳鼻科を受診。医師からステロイド、神経保護剤が処方されるが、発症から時間が経っているので治らないだろうと言われた。そこで鍼灸治療を開始。段々とテレビの音量が下がり始める。それと共に耳の膜がかかったような症状も減少していき、鍼灸治療1カ月強で治癒。
突発性難聴はすぐにステロイドを投与し、発症から1週間以内の治療開始が予後に影響すると言われています。症状が固定すると改善は見込めないのです。それを考え、私も上記の方には鍼灸をしてみる価値はあるが、治る保障はできないことをお伝えして、鍼灸治療を開始しました。
問診すると、①の方の耳周りの症状にヒントを得て、私の今までの難聴治療とは違うツボを使ったところ、それが治癒につながったようでした。
そこで②の方にも、①の方と同じツボを使いましたら非常に良い結果を得られ喜ばれました。
患者さんも、治療家もあきらめない事が大切ですし、問診の重要性、勉強を重ねていくことを教えて頂きました。感謝感謝。
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