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赤ちゃん 細る一方

赤ちゃんの出生時の体重が減っている記事が朝日新聞に出ていました。そこには厚労省のグラフが載っており80年を境に体重減少が続いています。80年は3100~3200グラムですが、10年は2900~3000グラムとなっています。

私が妊婦だった20年前は「小さく産んで大きく育てる」といわれ、産科では妊婦の体重増加を戒めてきました。しかし近年は様々な調査から、出生時の体重が少ない人ほど、生活習慣病リスクが高まることがわかってきました。

人の脂肪細胞の数は産まれた時に決定します。これが中高年になった時の生活習慣病の発生リスクと関係しているようです。

私は、お母さんが我が子にできる最初のプレゼントがこの「脂肪細胞の量」だと考えています。鍼灸をすると赤ちゃんの体重はしっかり増えます。そして安産です。私は安産灸を受けて下さる方には、これらの事を説明してきました。

(実は、脂肪細胞の量が増えるチャンスがもう1回あります。すでに出産が終わっている方で、気になる方は私に質問なさってくださいね。)

例えば、妊娠中に毎日お灸をしていた私の子供二人の出生時体重は3500グラムを超えています。しかし苦痛もなく2回とも超のつく安産でした。会陰切開もしていません。

そして安産灸を受けていた方の赤ちゃんはどうかと言うと、ほとんどの赤ちゃんが3000グラムを超えて産まれてきます。だいたい3200グラム位でしょうか。

鍼灸をしていると予定日を過ぎるので、赤ちゃんがしっかり育つようです。そして大きいからと言って難産の方はいらっしゃいません。むしろ病院から「こんなに順調な出産は近年見ていません。妊娠中に何かしていましたか?」を聞かれました。というご報告を沢山いただいています。

どうか妊娠中は鍼灸で体調を整えて、我が子に人生最初で最高のプレゼント「脂肪細胞」をあげてくださいね。

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