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2012年5月

逆子が治りました

32週になっても逆子ちゃんの妊婦さんがお見えになりました。1カ月以上も逆子のままで、これでは帝王切開になってしまうと危機感をもって鍼灸治療にいらっしゃいました。

彼女は逆子体操も続けていました。この体操を15分も続けるのは、お腹の大きな妊婦さんにとってはそうとう苦しいと思います。最近は産科のドクターが「いわゆる逆子体操は必要ない」とおっしゃっていますし、私も苦しいストレスは妊婦さんに良くないと思っています。ですから逆子体操はとくに必要ないこと。また、この体操をしなくても鍼灸で多くの方が治っている事を伝えました。

初回は足のお灸の熱を感じないほど足が冷えていましたので、鍼灸治療に加えて自宅のお灸をお願いしました。そして普段の生活を伺い、冷えを作っていると思われる改善点を探して、できるだけ改善していただいたところ、3回の治療で逆子が治りました。

逆子が長かった方は再び逆子に戻りやすいので、戻らないツボをお伝えしました。これからは安産灸で体調を整えていきます。安産の症例はこちらです。 逆子ちゃんが治って良かったですね。

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風邪、偏頭痛で寝込まない

本日お見えになった方から、「先週、喉が痛くなったのです。いつもなら絶対に寝込むのです。それが、一日ゆっくり過ごしたところ、寝込まずに済みました!ブログに書いてある通り、鍼灸をうけていると風邪が悪化しないんですね」とご報告がありました。

本当にそうなんです。体力の底上げとでも言いましょうか。体調が良くなるので、スケジュール通りの毎日が送れるのです。

ご家族の介護をしていますと、ご自身がダウンしているわけにはいきませんよね。また小さいお子さんの面倒を見ている親御さんも、ご自身の健康が大切です。

私は子供が小さい時は、(私が寝込んだら誰が子供の食事を作るのだろう?)という思いがあり、常に食事は1日分多く冷蔵庫に用意していました。

まあ、私の場合はナントカは風邪をひかないを地でいっていますので、それよりも片頭痛で年に数回寝込んでいたのが心配でした。

しかし、鍼灸師になってからは、偏頭痛も鍼灸でだいぶコントロールできるようになりました。鍼灸はQOLを上げることができると感じています。

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今冬は風邪をひきませんでした

「毎年、冬には喉の調子がおかしくなり、3~4月やGWは寝込むのに、今冬はまったく風邪をひいていません!これって鍼灸のおかげですか?」

と去年の秋から治療を続けている方がおっしゃいました。

「そうなんです!鍼灸を始めてから風邪をひかない、寝込まない、というお話をたくさんいただいています」とお答えしました。風邪をひかなくなったのは、免疫が整ったからでしょう。

免疫は20歳でピークとなり、その後は下る一方です。高齢の方が風邪をひいた方と一緒に過ごすと、すぐに風邪をひいて寝込みますよね。高齢者の免疫は、20歳の時の半分にも減っているのです。

お灸をすると白血球のバランスがよくなるので、この機序が風邪や体調を改善していると思われます。

お灸は自宅でもご自分で簡単にできる物が市販されています。6月4日にお灸講座が板橋区であります。メイ治療室代表の吉田が講師を務めさせていただきます。お灸に興味のある方はどうぞご参加ください。

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赤ちゃん 細る一方

赤ちゃんの出生時の体重が減っている記事が朝日新聞に出ていました。そこには厚労省のグラフが載っており80年を境に体重減少が続いています。80年は3100~3200グラムですが、10年は2900~3000グラムとなっています。

私が妊婦だった20年前は「小さく産んで大きく育てる」といわれ、産科では妊婦の体重増加を戒めてきました。しかし近年は様々な調査から、出生時の体重が少ない人ほど、生活習慣病リスクが高まることがわかってきました。

人の脂肪細胞の数は産まれた時に決定します。これが中高年になった時の生活習慣病の発生リスクと関係しているようです。

私は、お母さんが我が子にできる最初のプレゼントがこの「脂肪細胞の量」だと考えています。鍼灸をすると赤ちゃんの体重はしっかり増えます。そして安産です。私は安産灸を受けて下さる方には、これらの事を説明してきました。

(実は、脂肪細胞の量が増えるチャンスがもう1回あります。すでに出産が終わっている方で、気になる方は私に質問なさってくださいね。)

例えば、妊娠中に毎日お灸をしていた私の子供二人の出生時体重は3500グラムを超えています。しかし苦痛もなく2回とも超のつく安産でした。会陰切開もしていません。

そして安産灸を受けていた方の赤ちゃんはどうかと言うと、ほとんどの赤ちゃんが3000グラムを超えて産まれてきます。だいたい3200グラム位でしょうか。

鍼灸をしていると予定日を過ぎるので、赤ちゃんがしっかり育つようです。そして大きいからと言って難産の方はいらっしゃいません。むしろ病院から「こんなに順調な出産は近年見ていません。妊娠中に何かしていましたか?」を聞かれました。というご報告を沢山いただいています。

どうか妊娠中は鍼灸で体調を整えて、我が子に人生最初で最高のプレゼント「脂肪細胞」をあげてくださいね。

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