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2010年8月

つわりも色々

去年2月頃の話です。そのブログはこちら
つわりの方が「鍼灸治療を受けた日は、私ってこんなに調子が良かったんだ~~、とパクパク食べられるんです」とおっしゃいました。それならば(皮鍼をシールで貼っていれば、鍼灸治療と同じ状態が作れるのではないかしら)と考えて、シールの皮鍼を貼って帰っていただきました。

翌週、彼女が治療に見えると「先週はつわりが大変でした」とのこと。
伺うと、どうもシールの皮鍼が合わなかったのです。シールを剥がしたら、調子が良くなったとおっしゃるのでした。

皮鍼で失敗したのはこの1件のみですが、それ以来私はつわりに皮鍼を使うことは止めていました。

ところが治療していれば、色々なケースがあるもので、再度つわりの方に皮鍼を貼ってみようという事になりました。私は先例を考えると心配だったので、前回の失敗例を伝え、具合が悪くなったら皮鍼を剥がしてくださいと話しました。

翌週、この方が見えた時、真っ先につわりについて伺うと、すこぶる調子が良かったとのこと。

う~~ん、一概につわりに皮鍼がダメ、という事ではないのだ。一例だけで判断せず、時には果敢に攻めの治療に出ることも大切なのだ。と考え直しました。
この方の治療を担当させていただき、新たな発見ができたことに感謝しています。

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虫刺されの痒みにティートゥリー

夏のなると蚊に刺されて痒くなります。それを掻き壊すと、シミになってしまいます。
なぜシミになるのでしょうか?それは、、、

掻き壊すと、皮膚が壊れます。壊れた皮膚を治そうと血液が集まってきます。これを炎症反応といい、炎症反応が長くなる程、色素沈着しやすくなるのです。

シミを作りたくなければ→炎症を起こさない→掻き壊さない→カユミを早めに治めるのが肝心です。

そこで、私はシミを作らないために虫刺されのカユミを抑える物をあれこれと試してきました。

お灸:市販のシールで張るお灸も効くとのこと。
朝顔の葉:葉を揉んで汁をつける。
漢方の血流アップクリーム:テレビ「魔女の22時」でシミに効くというクリーム。メイ治療室では血流アップの漢方が市販品の2倍入ったクリームを使っています。

これらを患者さんに紹介し、皆さんの話しでは効果がでているのですが、私には効き目が今ひとつで、多少は痒みが引くのですが、やはり掻き壊してシミになっていました。

ここで、私が患者さんにお薦めしていたティートゥリーのアロマオイルの登場です。

私にはコレもいまひとつだったのです。ところが、ある患者さん(外回りが仕事)が毎週2個もティートゥリーをお買いになるので、伺うと「これは、ほんと~~に、よく効くので職場で外回りをしている同僚の虫刺されにつけてあげたら、その効き目を体験して、買ってきて欲しいと頼まれまれるのです」とのこと。

じつは、同僚のお一人が600円のティートゥリーを買ってみたけれどカユミに全く効かなかったのだそうです。

それもそのはず。私がお薦めしているのは医療用なので、納得できました。そこで私もティートゥリーに再挑戦しました。

1度塗っただけでは、少し気になるので、もう1回塗りますと、確かにカユミが気にならなく、引っかくことはありませんでしが。これからはティートゥリーでシミのない腕を作っていこうと思います。私にも効く医療用のティートゥリーはお薦めです。

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赤ちゃんのアトピー

小さなお子さんのアトピーはお母様もおつらそうです。

以前、身体もお顔の皮膚も真っ赤な(特に口の周り)赤ちゃんがお母様に連れられてきました。離乳食が進まない事もまた、お母様の悩みでした。

治療が進み、だいぶ赤ちゃんの皮膚が良くなってきた頃に、お母様が私に話して下さったことが印象に残っています。

それは、、、

ある日、お母様が治療を終えて治療室を出ようとする時に、玄関ですれ違った他の患者さんとの会話でした。
他の患者さんが、お母様に「ウチの子供もアトピーだったけれど、こちら(メイ治療室の小児鍼)に通い、今はアトピーが出ないんですよ」と聞き、患者さんの傍にいたお子さんの肌のきれいな状態を見て
(こんなに癔良い状態になるんだ。よし、私も頑張って通おう!) と思いました。という内容でした。

このお母様はお住まいが治療室から遠かったのですが、ご家族が車で送迎してくださる協力も得て、頑張って通ってくださった甲斐があり、赤ちゃんは見違える程にきれいな肌になりました。

私が小児鍼の効果をお伝えするよりも、実際に治った方と話したり、治った状態を見ることが、患者さんを励まし、治療を継続する力になるのだと印象に残っています。

大きなお子さんのアトピー性皮膚炎の治療はこちらにあります。

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膝の内側が痛い(原因は遠くにある2)

育児で背中がつらい、と治療室に見えた方が「そういえば、膝の内側も痛いんです」とおっしゃっいました。

その「内側」の痛いところを指さしていただくと、膝のお皿より少し下でした。それを見て、痛みの原因として考えられる数箇所が私の頭に浮かびました。その予測に沿って探っていくと、、、原因がありました!

原因である腰骨(ヘソの外方にあるヒップハングのところ)の下に鍼治療をして、膝の痛みが出る動作をしていただくと

「ん?痛くない、、、いつもはこの動作をすると痛いのだけど。。。」

と狐につままれたようなお顔をなさっていました。

さらに詳しくお話しを伺うと、日常生活の姿勢が膝痛の原因らしい、という事も分かってきました。そこで、この方に必要な膝のケアにお伝えしました。

この方は何年もの長い間、膝の痛みとお付合いしてきたそうで、痛みが取れてとても喜ばれました。

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逆子が治りました

第二子の妊娠で逆子になってしまった方です、逆子が鍼灸治療で治りました。病院で逆子と言われて、すぐ鍼灸治療に来ていただくと、治るのがとても早いです。

鍼灸の効果を実感していただいたせいか、逆子が治った後も安産灸(というより安産鍼灸)に続けて通ってくださっています。現在は運動療法も交えて、お産に向けて身体を調整しています。

この方はヨガを習っていらっしゃいます。鍼灸で身体にアプローチすると身体がどんどん変わってきました、そして以前はできなかったヨガのポーズが楽にできるようになったので、驚かれていました。

反対に逆子が治らないケースもございます。しかし、逆子が治らなくても鍼灸を続けて下さった方々から、帝王切開での出血量の少なさ、傷の回復の速さ、子宮が妊娠前までに収縮する時間の速さ、といった産後の肥立ちの良い事を多数報告をいただいています。そしてその事実に医師達、助産師達が「あなたは、何か特別なことをしていましたか?」と驚かれた、ということも伺いました。

鍼灸は、女性の身体に変化を与えることができる治療方法の1つとして有効だと感じています。

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