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ウイルス性白血病・拡大

今日の朝日新聞の1面にに成人T細胞白血病が拡大していると記事があります。

この疾患はHTLV-1というウイルス感染でおきる、九州におおい風土病で、母乳を介して母から子への垂直感染が知られています。対策は人工乳にするのが最も効果的です。

血液検査で、このHTLV-1のウイルスを持っているかどうか(キャリアかどうか)を調べることができます。しかし西日本の風土病ということで、関東では妊婦の血液検査でこのウイルスの検査を行っていない病院があると考えられるため(朝日新聞によると関東の産科での検査実施状況は84.6%)、メイ治療室では妊婦の方には母子手帳を持参いただき、このウイルスの検査を行っているかどうかをチェックして参りました。また妊婦さんとご主人、そのご家族のご出身が、四国、九州地方でしたら、必ず検査するようお伝えしてきました。

実際のところ、病院で他の血液検査は行っているもののHTLV-1の検査はしていらっしゃらない方もいらっしゃいました。また検査結果が擬陽性の方もいらっしゃいました。

新聞によると、2006~07年の献血で関東の感染者は10.8% → 17.7%に増えているそうです。この疾患は発症率は低いのですが、発症し急性化となると予後不良で1年未満の生存率です。

新聞には「全ての妊婦が検査を受け、対策を施せば2世代で病気を根絶できる」とも書いてあります。検査費用は多くの自治体で公費負担ではありませんが、ぜひ妊婦の方には検査を受けていただきたいです。

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