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慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する鍼灸治療

昨日、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の鍼灸治療の勉強会に行ってきました。
Dsc00208a 鍼治療後に肺胞の血流量が増加している症例に驚きました。


COPDとは肺気腫、慢性気管支炎のことで、喫煙習慣のある高齢者に多く、進行性の疾患です。
気管支が腫れて気道が狭くなり、肺の中にある肺胞と言う部分が壊れて行く疾患です。肺胞の仕事は、呼吸で取り入れた酸素を血液に乗せたり、いらなくなったCO2を血液から肺に出すところです。この肺胞がダメージを受けて機能しないため、体内の酸素が少なくなるので、症状は体動時の呼吸困難(階段で息切れする等)です。

COPDの方は、酸素を体内にうまく取り入れられないので、酸素ボンベをガラガラ(買い物カートの細身)を引っ張て街中を歩いています。ガラガラから出ているチューブを鼻につけて酸素を摂取しています。

肺胞は再生しません、そして進行性。今のところ有効な治療が確立されておらず、投薬で悪化の速度を遅くしているのが現状です。

そこに鍼灸がどう関われるのか?これが私の最大関心だったので実際に聞きに行くことにしました。

以下は週1回の治療を10回行った結果です。
①投薬群、②投薬&鍼併用群、を比較したデータから、②の鍼併用群に改善が見られました。

1、呼吸困難重傷度の改善
2、6分間の歩行距離が増加
3、6分間の歩行試験時の酸素飽和度の最低値が上昇
4、肺活量の増加、最大呼気筋&最大吸気筋の筋力増加

その他に20回の鍼治療後に治療前と比較して肺胞の血流量が増加している症例の画像も見せて頂きました。

組織は血液で栄養されているので、肺胞の血流改善は病状の悪化を防ぐ可能性を持っています。これはCOPDの方々に朗報であり、鍼灸治療をしている私にとって自信になる症例報告でした。

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